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2017年6月26日 (月)

その岩 凶暴につき

ふぅ~なんとか家に辿り着きました。・・・一安心です(^^;






この2時間前・・・

姐さん 「また 一人で行くの?捜索はしないからね~」

わたし 「大丈V^^ いつものとこだから」

「場所はどこ?」

「〇〇方面かな?」

「落ちらんやに」

「は~い」





最近定番のところでは釣れない状況になりつつあります。

空梅雨とか気温とか、水温に場荒れ、外れ年とか・・・

言い訳は山ほどありますが、近年魚体数自体が枯渇傾向にあるような気がします。

そんな事を考えながらのプライムタイムは

夕日を追いかける時間となりました。

数年前に訪れた時ですが、ほぼバージンポイントでした

一応、足を踏み入れる時は人間の足跡があるかを判断しながらの進入です。

当時は、一投目から食いが立ち、かなりの釣果をしたものでした。

やはり未開の地にはパラダイスがある・・・

ただ・・・恐怖はありました

鹿とか熊とかオバケとかそういう恐怖じゃなくって

(基本、わたしが行くとこはそういう系のトコね)

何と言うか・・・人間を拒む?

人が来てはいけないトコ?

今思えば“そこだけ”岩(地盤)が違うんだよね。






プライムタイムの時間に着き、沖を見れば

どっぷりと沈んだ夕日に吸い込まれるように

海の色が青から漆黒に変化している。

まだ肉眼で確認できる明るさを頼りに進入路に踏み入れた。

数年前より随分変化しているようだ・・・

これが自然の摂理なのか

人が侵入した形跡は全くなく、あくまでも自然な土砂流出が確認できた。

左へ左へと下って行き海面まで2mまで来た

もちろん、来たルートを振り返りながら頭に覚えさせる。



見事なロケーションだ

数メートルはある岩がゴロゴロと一面にあり

その岩が砂山の如く海中に広がっている

山の稜線と海岸線、岩を見れば海中の様子もそこそこ判断できる。

シャロー岩礁帯をプラグで表層引きしてみた

もう少し前に出れそうだがそこはかなりの危険を伴うようだ。

アタリはなく隣(右方面)への移動を決断した。






一気に暗くなってきた・・・




ここからの移動は一旦上へ登り、巨岩の上から下るルートを確認しなければならない。

来たルートを一歩一歩確認しながら、落ちないように

上といっても完全に登りきる前の位置に巨岩があり、そこからのルート検索だ

数年前もこのルートを通った記憶がある

左手にはロッドを持ち、ヘッドライトを照らし、慎重に・・・慎重に・・・



巨岩の上に着いた。問題はここからの下るルートを考える・・・

数年前の巨岩とは少し様子が違い凹凸が激しくなっているようだ

右の10tはあろうかと思われる巨岩に寄りかかり

左ルートと、このまま直下ルートを比較した。

左ルートは1~2tクラスの岩が3個重なっていている

もし転げ落ちたら、ワンバウンドして5m下の海へ直行になりそうだ

へばりつきながらの降下は必至で、左手のロッドが邪魔になる。

直下のルートは右の巨岩を右手で掴み

50~60cm下の3tクラスの岩に足が付けば問題ない。

足が付いたらその岩の凸凹に足を掛け、50cm下の着地点に降りれるはずだ。




右手で凸凹の巨岩岩肌を掴んだ・・・掴みやすいぞ^^

静かにしゃがみ込み左足を空中に出してみた

右足と右手に神経を集中させている

ライトで左足の先を照らしてはみたものの、平ではない着地点は近いけれど

急斜面になっていて、そのままザザーっと落ちる可能性がある。

左足を戻し、今度は右手と左足に神経を集中させ

右足を空中へ出してみた

多少距離はあるものの、先ほどの左側より着地斜面角度が柔らかい




直下ルートに決めた。



右手での掴む場所をライトで照らし、手をずらしていくルートを確認した。

左足は最大限に縮め、右足を着地点に向かい伸ばし始めている・・・

徐々に右手を移動させ、右の腰を伸ばし右足を更に降ろす・・・

右の足先が着地点に触れた。ヨシ^^

左足をMAXまで縮め右腕を伸ばし、右足の土踏まずが完全に着地した

徐々に右手をずらしながら右足に体重を乗せていく

左足は悲鳴を上げているので、そーっと左足を離しながら更に右足に体重を重ねる




全体重が両足に乗った。

海面までは後 8mはあるだろうか

僅かながらの夕日の残党が、水平線の曲線を残している。

両足が着いて、一瞬の光景がそれだった。(ほんの1秒くらい)

次の瞬間 体が宙に浮いた

落ちた・・・瞬時に思った











さっきまで体は海に向いていたのに

目の前にはゴツゴツした岩があった

落ちたのは分かった

生きているのも分かった

その二つが分かった

素早く状況を確認・・・左腕に強烈な痛みがある・・・ロッドは握っているようだ

右手のグローブがない・・・右手にも激痛

足に体重という感覚がない!

足元に視線を移すと・・・そこには・・・地面が無かった

正確には地面は見えるのだが2m下にある

しかも土管の中を覗いているようだ

両足がダランと見える

腕が痛い・・・両肘がどうなっているんだ・・・







なんと岩と岩の間に両肘だけで引っ掛かっていた

このままバンザイすると狭い狭い2m下の岩穴に吸い込まれてしまい

そのまま・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

恐らく、バンザイの態勢から腕を戻すこともなく

携帯にも触れず朝まで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





腕に力を込め、首を上に上に伸ばしながら胸筋と背筋を動かした

無我夢中とはこのことだ

その態勢から体をどうやって立て直したかわからないが

地面にへたり込んでいる

すぐさま身体の異常を確認した

頭や顔に痛みや衝撃はなく、首から下に問題があるようだ

首も動くし、両腕両足、手足の指の感覚と動き 可動範囲・・・

胸やあばら 背中から臀部への感覚・・・

問題は身体の右側と左側に痛みがあり

岩肌での擦り傷が大半のようだ。

猛烈に汗が噴き出している事にようやく気が付いた



ロッドは当然折れていた。




呼吸を整え落下ルートを照らしてみた。

最初に立っていた巨岩を確認した

そこから右足を伸ばして、両足を乗せた岩もある

その岩から下へ着地するはずだったのに・・・落ちた

岩から落ちると、着地点の手前(岩の直下)に落ちた穴が口を開けていた。

よく穴の入り口で引っ掛かったもんだ・・・改めて穴に落ちていたらと思うと・・・




落ちたルートはもう使えないことは判った。

ヘッドライトと首から下げているライトを全照し、帰るルートを探した

落ちたところから照らすルートは、人間を拒むような表情に観える。

地盤は柔らかく土砂が崩れる可能性も無きにしも非ず。

しかし、ルートはそこだけのようだ。

とてつもない恐怖闘いながら、両手両足を掴めるもの、踏ん張れるものに集中させた

安全なところまで登り一安心した

車まで行き、ライトを点け身体のダメージを再確認した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・イテテテテ




車に乗り込み姐さんに電話

姐さん 「どした?落ちた?」

「う・・・うん」

「はぁ~?・・・飲んだから迎えに行けらんけど」(知っとるわい)

「大丈夫・・・運転できそうだから」

「あっそう・・・バカじゃないの」

「そうかもしれない」





そのままの血だらけでウエルネスへ・・・

店員さん 「エ?・・・どしたんですか?」

「ちょっと落下しちゃって アハハハ」

消毒液 抗生物質 ガーゼを購入



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Dsc00131zz

ほか、打撲擦り傷箇所多数


傷だらけのロッドはポッキリと

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スパイクブーツには穴が空き


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ウインドブレーカーですが

Dsc00127z_2





耐えに耐えた左腕

Dsc00128z




原因は、両足を付けた岩だと思います。

あの辺りの岩は雨風の浸食に弱く

数年前の岩肌より凸凹が進んでいました

ゴツゴツ感があり、グリップ力も他の場所の岩よりありそうですが

実はモロイ・・・

斜めになっていてもゴツゴツ感に騙され

体重を乗せた瞬間に崩壊・・・そして落下

しかも真下には(上からは全く見えない)穴があったとは・・・

シゴク勉強になった。




現在、身体はギコギコしながらでも動かせるんで問題ないようです。

本日は公休日

ふ~みんと釣りに行く予定です^^

大丈夫 昨日の場所には行きませんから(^^;

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コメント

・・・ったく(怒)!!!!

まーず、ほんにけ~(`ε´)
ひろさんの身体はひろさんだけのもんじゃないけんねー!
…と何度言っても反省の色がないと『後ろの方』が魔法の杖でツンツンと突いたり引っ掛けたりして気付かせるんですよ~。
姐さんを泣かせたら承知しませんからー!お尻ペンペン(*`ε´*)ノノノ

Shugoさん>おそらく車庫にあった“久保田”で運気を使い切ったんだと思う(笑)

Toshiさん>Toshiさんの言う通り“後ろの方”がいると思います。
どう考えても穴に落ちるはずなんだけど、引っ掛かってました(^^;
命は大切にしないとイケませんね。
守護霊さんに感謝です。

私も暗い時間帯の「地磯単独釣行」は、どんなに釣れようとも「我慢」していますよー。
命あってですから・・・まぁ一人だと怖いだけですけど・・・

ながさん>これがね~深夜の闇磯ってやつはファンタジーの世界でして
昼間では見れないクラゲや飛び魚が飛んでたり泳いでたりするんですね。
そして満天の星★・・・星明りにそびえる山の稜線・・・動物たちの光る眼・・・
確かに山の中は山の怪達の気配を感じます(怖)

魔坂っていうヤツだね

さびき隊長>ご案内申し上げますww(^^;

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