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2015年10月10日 (土)

母は山へ栗拾いに・・・息子は熟し柿と最中

『おる~?』

突然であった

まったりと午後の惰眠を楽しんでいた時

・・・ナニ? おる?

標準語の“居る?”なのである



夢うつつでいると

『ぅおるかね~?』

“お”の前に小さい“ぅ”がくっ付いている

更にキーが上がりボリュームも大きくなった

ここは出雲、声が大きくなると訛りもキツク聞こえる


わたしは二階のろう城部屋にて事の状況を把握した



前のおばちゃんだな


前のおばちゃんは、母上様のお茶飲み友達

年は二つ三つ下と聞いている

『ちょっと待ってよ~』

惰眠用のソファーからヨッこらしょと起き上がり

一瞬 ボーっとした

アレ?“ちょっと待ってよ~”って言ったっけ?

夢でも見ているのか・・・

『ぅおるーかね~?』

やっぱちっちゃい“ぅ”付いてましたね

ハッ!と気が付き

慌てて出た一言


『ぅ~お~わ~ね~』

我ながら、かなりの訛りだなや(笑)




階段をトントンと降りると

玄関に前のおばちゃんがわたしを見上げている

ないしょの話しなのだが、田舎は鍵を掛けないのである

いつでもウエルカム(特に我が家)

玄関や車庫、縁側・台所 全開なので・・・おっとナイショの話し。

『あら 来ちょったかね?』

『お母さんはね~?』

母上様?・・・ハテ?


ちょっと待ってよ。と言い残し、狭い家内を一瞬で把握する

おらんけど・・・

ハハァ~ん また栗拾いに出かけているな

冷蔵庫の中の栗を思い出した

最近の彼女の行動は“山へ栗拾いに”なのだ

今朝だったか・・・

わたしが冷蔵庫を開けると中に栗が山盛り!

こんなに取ってきてどうすんだよ・・・

『栗なんとかしてよ』

『栗拾い楽しいわ~』

といった感じでほとんどというか、完全に無視である



『お母さん出とらいかね?』

『たぶん栗拾いに出とらいわ』

『ひろちゃん お茶飲みにこらんかね?』

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いきなり逆ナンである

最近のマダムは大胆且つ、直球のようだ


めったにないご馳・・・お茶会です。喜んでいただきましょう^^



御馳走様でした

いただいたのは

ものすごく甘いコーヒーとしょっぱい昆布茶

熟し柿と最中・・・もなかと読んで下さい




小一時間もお話ししたでしょうか

外は夕刻になってきました

『おばちゃん そろそろ晩飯作りに帰るわ』

『アラ 帰~かね』と寂しげなおばちゃん

『また お茶飲みに来るわね』

『ちょっと待ってよ~』

なにやらゴソゴソしておられる

『ひろちゃんコレ 持って帰~だわ』

おばちゃんの手には柿

『あらけ~ そぎゃんことイイにか~に~』

わたしもかなりのネイチブ出雲人 さまになった返しである

いただいた柿は、柔らかく、更に熟し柿

彼女との会話を思い出しそうだ(笑)



両手で抱えながらいただいた柿を手に

目の前の我が家へ八歩ほど歩く

釣瓶落としとまではいかないが

鰯の群れのような鱗雲が茜色に染まりだしていた

まだ明るいよな


うちの母上様は山へ種採りに出かけたままである

翌日の冷蔵庫が恐ろしいことになっていることだろう



『栗 なんとかしてよ』は、減らしてよの意味であって



なんとかして増やせの意味じゃないからね

と、こんなコトを言っても無視されるのはわかっている


次の、前のおばちゃんとのお茶ネタは これだな ♪


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コメント

『熟し柿と最中』…最初パッと見たら『熟しアネとサイチュウ』と読んでしまいドキッとしましたがね(~_~;)
田舎はイイですが~、用事で訪問すると『はやはや!あがってお茶なと!』素敵な土地ですヽ(^o^)丿
しかし全国に誇る出雲弁も活字にするときは何倍も時間がかかって大変ですがにぇ~(´▽`)

Toshiさん>ドキッとしていただき有難うございます^^
田舎の“あげ・こげ・そげ”話に、ついつい長話しです。
活字にした出雲弁は、県外の方にどうなふうに聞こえるんでしょうね。

熟姉とほにゃらら~~♪

直読出来なかった私は
未熟者です。
旅にでます。

その前に

今朝の?昨日?テレビで

自虐ねたで
九州の小林市?
の方言がフランス語に聞こえる~~♪
みたいな、発信してました。

出雲べんはなんですだらか?

甘栗たべた~~♪い

そんなに栗が採れるのですか?!すごいですね。
お母さま、栗拾いの達人ですね!
売ってもらわないけませんわ~!!!(笑)

昔、親戚のおじちゃんが「ただもと~」と言いながら、いつも勝手に家にあがってきていました。
ごく日常の光景でしたが、田舎ならではですよね~♪

カバオ!さん>愛すべき“えずも弁”
最近、酔うと露骨に出るようです(笑)
旅はお気をつけて行ってらっしゃい^^

とみやの若おかみさん>母曰く『山へ入ると道が分からんやんな~けんね~』 オイオイ カンベンシテヨ~
GPS携帯持たせないと心配です。
勝手に上がり込む・・・ありましたありました
中学生の多感な時期でしたから、間違ってる!と思っていましたが、今思えば懐かしい事件でした^^

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